後立山末端(富山) 負釣山(959.2m) 2019年5月19日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:15 登山口−−5:34 負釣山 5:38−−6:23 登山口

場所富山県下新川郡朝日町/入善町
年月日2019年5月19日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場380m鞍部手前に広い駐車場有
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望南側及び富山平野側が開ける
GPSトラックログ
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コメント昨年夏に土砂崩れで通行止めだった林道が復旧したとのことで登った。登山道の整備状況は良好で山頂の展望も良好。既に残雪は皆無だった




380m鞍部手前の駐車場 林道入口(登山口)
最初の右カーブで登山道が分かれる 一合目(標高480m付近)
標高490m付近 満月。日の出直前だからこんな色なのか?
二合目(標高550m付近) 三合目(標高620m付近)
四合目(標高670m付近) 標高679.5m三角点
五合目(標高700m付近) 標高700m付近から東を見ている
六合目(標高760m付近) 標高830m付近
七合目(標高840m付近) 七合目付近から見た東方向
八合目(標高870m付近) 八合目(標高870m付近)
九合目(標高910m付近) 九合目(標高910m付近)
標高940m付近 負釣山山頂
負釣山山頂から見た剱岳北方稜線
負釣山山頂から見た後立山〜剱岳
負釣山山頂から見た富山湾 負釣山山頂の展望盤
林道から登山道への分岐点 林道入口
駐車場


 負釣山は剱岳北方稜線の枝尾根の末端付近にある山でしっかりした登山道がある。ただし昨年夏の大雨で林道が崩壊し、この春先まで通行止めが続いていた。最近、ここに登った記録をネットで目にして林道工事が完了したことが分かったので、濁谷山の翌日の山として向かうことにした。

 地形図を見ると北に延びる尾根の380m鞍部付近から林道が分岐し、そのすぐ先から破線が延びている。この鞍部手前に広い駐車場があり、負釣山の立派な案内標識が出ていた。まともな登山道がある山は残雪期以降は初めてかもしれない。日の出前の暗い時間帯なので駐車場の車はゼロ。今日は早めに自宅に帰って休養をとりたいし、もう気温が上がって日中は暑いので早く登って早く下山が基本だ。この高さ、この場所では尾根筋ではもう残雪は皆無だろう。ギリギリでライト不要な明るさの中を出発。既に気温は+10℃を越え、今シーズン初の半ズボンでも良かったかもしれない。

 駐車場から分岐する林道は車が入っている形跡はないが荒れることもなく現役で使えそうだ。登山口まで僅かだし車を置くスペースはこちらの林道には無いので素直に駐車場から歩くのが正解。最初の右カーブで登山道が分岐し尾根に取り付き、以降はほぼ尾根を登って行く。予想通り道は良好、一級の整備状況で体に触れる草木は皆無で昨日の大平山とは対照的だ。登山道には一合目〜九合目までの標識が設置してあるが、GPSで位置を測定すると等間隔ではなく、どのような基準で合目を決めているのかは不明。どうみても最初は間隔が長く最後は寸詰まりで間隔が短かった。標高差を基準に決めてくれると疲労度の把握に役立つのだが。

 尾根は終始自然林に覆われているが、もう新緑の芽吹きから緑の盛りの時期に移行していて、葉が茂って展望は得られない。逆に言えば日差しが遮られて日中は涼しくていいかもしれない。でも今の時期は虫がぶら下がっているのが難点。シャツに尺取虫のような幼虫が何回もひっついていた。毛虫でなくて良かったが、今の時期は葉っぱが出た藪を漕ぐと毛虫のおまけが付いてくることも珍しくはない。ついでの蜘蛛の巣も。「露払い」ならぬ「蜘蛛の巣払い」は先頭登山者の役目だ。もう藪漕ぎシーズンはおしまい。秋になり涼しくなって落葉するまではシーズンオフだ。昨日のようにダニが食いつくのも困るし。

 所々で樹林が切れてちょっとだけ展望が開ける場所があり、東側には初雪山などの後立山前衛の山々が逆光の中で見えていたが、さすがにもう残雪は僅かしかない。富山平野の水田には水が張られ鏡のように輝いていて、これは冬場よりもいい光景。その向こうには富山湾と能登半島。能登半島がはっきりと見えているので意外に空気の透明度はいいようだ。

 今日のコースは標高差約600mで私の脚力なら登り1時間半くらい。昨日の濁谷山、大平山も同程度の標高差だったが前日の鉢山の疲労が響いて足が重かったが、今日は昨日よりはずいぶんと足が軽い。残雪の心配も無いので装備も軽いが。途中で時計と残りの標高差を見ながら計算すると、計画より15分程度早く到着しそうだ。

 割となだらかな尾根き樹林も続いて先が見えないため、高度計を見ないと山頂まであとどのくらいか把握するのは難しい。そのための合目標識なのだろうが、8合目、9合目などは1合目や2合目と比較して間隔が短すぎて目安にならない。それとも山に不慣れな一般ハイカーの疲労度を計算してそのような配置にしているのだろうか?

 傾斜が緩んで頭上が大きく開けて明るくなると負釣山山頂に到着。三角点に山頂標識、それに展望盤あり。人工的に伐採したのか、山頂の展望は良好。南側には僧ヶ岳から駒ヶ岳の稜線が高く、毛勝山、剱岳のてっぺんがかろうじて顔を覗かせている。その左には仙人山から続く坊主山、さらに左には後立山が続く。真東方向は樹林が邪魔して見ることはできないが、逆方向の富山平野側は大きく開けている。

 山頂から南や西へ尾根が延びているが登山道はここまで。この南にある猪頭山、瘤杉山、森石山は今年登りたい山であったが残雪期はもうおしまいで来年以降のお楽しみ。起点は宇奈月ダム付近を考えている。

 帰りは往路を戻る。山頂を出発したのは6時前だったが、下山途中で2人とすれ違い、登山口付近でさらに2人すれ違った。こんな朝早くから登るのだからおそらく地元の人だと思うが、郷に近い山なので、もしかしたら毎日のように登っている人がいるかもしれない。

 車に到着。着替えて帰路についた。山の上では風はほとんど感じなかったが、海沿いの国道8号線では南風が強かった。往路と同様に高速道路は使わずに国道8号線で糸魚川に出て白馬経由の一般道コースで約2時間半。長野県内はガソリンが高いので、このコースを走行する場合は糸魚川で給油することが多い。長野県内のレギュラーガソリンの価格は\153〜155/Lで糸魚川では\138/Lと、この差は大きい。毎度思うが長野は周辺の県と比較してガソリン価格が高く、出かけた先で給油した方がお得なのであった。

 

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